岸田智史さんはカッコイイ!!!


     岸田智史さんはカッコイイのです。タイトルどおりなのです。

           ただいま2010年1月なのですが、数ヶ月前から、やっと、やっと、
     やっと、やっと、やっと、やっと、やっと・・・・・・・・・・・

     待ちに待ってた「1年B組新八先生」がCSで放送されているの
     です!!

     いや〜〜〜、何十年ぶりでしょうか。
     「金八先生」はもちのろん、「仙八先生」もずいぶん地上波では
     再放送されたものです。
     でも、「貫八先生」と「新八先生」はそうではなかった。
     月〜金の帯で再放送されたかも怪しいほどで、土曜日の午後4時半
     とか、ふざけた時間に再放送されてたような気がします。
     (それでも「貫八先生」のほうは1度も再放送された記憶がないから、
     まだマシか)

     で、その再放送すら、そうですね〜〜〜、かれこれ25年くらい、
     やってなかったんじゃないでしょうか???

     それがやっと見られる!!!
     もう私はむせび泣きましたよ。

     でももうあと数回で最終回ですけど(笑)。

     新八先生は有名なアイドルが出なかった、なんていわれてますけど、
     ちゃーんと「見栄晴」こと藤本正則さんとかジャニーズの斉藤康彦さん
     とか、映画「転校生」で主人公・一美の親友・あけみ役で出ていた
     林優枝さんとか、輩出しているわけですよ。
     (林優枝さんは2007年版の「転校生」にも出てたのですね)

     私は中学時代、友達に「新八先生には見栄晴が出ていた。
     それでもって、見栄晴は野球部部員で、ある日、新八先生の
     下宿先に飛び込んできて、電話を借りる、というシーンがあった」
     と何度となく語っていたのですけど、誰も覚えておらず・・・(T_T)。

     「最後のほうには、荒川の河原でキャンプをやってた。
     夜、みんなで歌ってた」と語っても、だーれも覚えておらず・・・・・。

     それが今回、明らかになるのだっっっっっっ!!!!!!!

     と、私は、自分の記憶力への挑戦も兼ねて、今回のCS再放送を
     楽しみにしていたのであります♪

     もうあと数回で終わるという今の段階で、上記2点の記憶疑惑は
     解明されました!!!
     確かにあったのです、これらのシーンが!!!!!!

     やはり私は正しかったのよ・・・・フッ、Eちゃんよ、よろしくて?

     それはさておき、今回、25年ぶりくらいに見て、やっぱり岸田さんは
     カッコイイな〜〜〜〜〜〜〜と、毎回毎回ため息をつくばかりです。
     ルックスはもちろん、声がいいんですよ〜声が。
     どうしたらあんなに魅力的な声が出せるんでしょうか。

     あ、今更なんですけど、岸田智史さんって、今は岸田敏志さんの
     ことです。
     数年前に改名されました。

     でも私のような、昔からのファンには、やっぱり岸田さんは「智史」で
     なければ!

     思えば、私が初めて自分でチケットを買って行ったコンサートは、
     岸田智史さんのコンサートでした。
     赤坂・草月ホールでのコンサート。

     赤坂の道では、本物の岸田さんに、もうすぐ会えちゃうわけ?
     草月ホールでは、本物の岸田さんが、もうすぐ現れちゃうわけ?
     ・・・と、そのコウフンは高まるばかり。死ぬかと思いました(笑)。

     そして本当にステージ上に岸田さんが現れたときには、
     「あぁ・・・・・岸田さんって、本当にいるんだ・・・・・(ドキドキ♪)」
     「待てよ。もしかしてこの状況って、私、いま、岸田さんと同じ場所の
     空気を吸っちゃってるわけですかっっ??ひぃい〜〜〜〜」
     こんな感じでした。
     幻を見ているようで、ほとんど頭の中は真っ白け。

     そのときのコンサートでは、岸田さんがフィリピンにいってきた話が
     メインで、フィリピンでの様子をスライド写真で見せてくれたのですが、
     それの説明をするのに、「立ってたら不便だな」と、ステージに
     腰をかけるように座ったのです!
     最前列の人は間近で見る岸田さんにキャーキャー言ってました。
     最後列のほうの私なんかはただただうらやましかったのであります。
     それでも、そんなあったかい心の岸田さんに感動しました。

     そもそも、私は中学時代演劇部に所属していて、1年生のころ、
     1個上の先輩と、小道具を作りながら談笑していたのであります。
     そこで、ふと菊池桃子さんのドラマの話になり(笑)、「卒業」という
     その日テレの火サス枠でやったドラマでは、岸田さんが愛人を
     殺してしまうという役で(まぁ理由はちゃんとあったんですけども)、
     「あのドラマってさぁ、岸田さんのイメージじゃないよね?」という話で
     いきなり盛り上がったのが、私がLPを買いあさり、コンサートまで
     行くようになったきっかけです。

     『きみの朝』がヒットしたのがそれより数年前で、その頃はまだ
     幼い子供だったので、かっこいいお兄さんだな〜と思っていたくらい
     なのですが、その先輩も私と全く同じ気持ちだったそうで、
     話が盛り上がるにつれ、私の中で、ふつふつと
     「すっごく気になる!レコードほしい!!」
     という気持ちになってきたのです。
     (そんなわけで、初めて自分のお金で買ったLPは、岸田さんのもの
     なのです)

     「やっぱり岸田さんは『新八先生』だよね〜。やっぱり名曲は
     『重いつばさ』だわ〜〜〜。『きみの朝』はちょっと私たちには
     まだ早い内容だよね〜〜〜〜〜あれは大人の歌よね〜〜」などと、
     かなりどうでもいいことを毎日のようにその先輩と語り合いました。

     そのころの私は、あちこちでレコードを買いあさりました。
     学校の鎌倉遠足を早引けしたくらいです(爆)。

     毎日毎日、学校から帰ってくると、LPをかけては歌いまくりました。
     ♪し〜ずかぁな夜のぉ〜〜〜、と〜きは流れてぇえ〜〜〜・・・・。
     思えば、あのころ聴いた岸田さんの歌唱が、私の歌に少なからず
     影響しているのではないかと思います。

     余談ですけど、尾崎豊さんも、「岸田智史の声に似てるね」といわれて
     かなり意識したようです。
     アマ時代のライブでも岸田さんの曲を歌っていたようですし
     (高校が近かったので、よくウワサが入ってきたものです)、
     歌詞とか曲調とか、実はよく似ている曲もあるし、歌い方なんか、
     かなり似通っている部分があります。

     それはおいといて。
     で、私が聴いた岸田さんのLPの中では、ベスト盤「シングル・ハート」
     と、「僕が通り過ぎた日々」というLPが個人的に大好きでした。
     「シ・ト・ロ・ン」「エキストラ」もよかったなぁ。
     私の先輩は「螺旋階段ぐるぐる〜♪が好き」とか言ってましたね(笑)。

     あ、その先輩がメチャクチャ薦めてきたのがシングル『女優志願』と
     いう曲で、「これは泣ける!絶対聴いたほうがいいよっっっ!!!」
     と熱く熱く語るので、「そんなに熱くならなくても、もちろん買うわい」と
     思いながら(笑)、このシングルレコードも買いました。

     『女優志願』は、早い話が、女優を志してきた女性が、もう22歳に
     なってしまった、そろそろ夢も終りかな、と思いつつ、
     自分がエキストラで出る映画のポスターの端っこに、自分の名前を
     書いてみた・・・という内容なんですけど、
     いま思うと、22歳って、諦める年齢じゃないですよね(笑)。
     私なんか、まだまだ夢見てるわ〜。

     これのB面が『不思議な朝』という曲で、ヤクルトのCMソングだった
     んですね。
     「8時だよ!全員集合」のスポンサーがヤクルトで、よくかかって
     ました(笑)。小柳ルミ子さんがヤクルトおばさん(お姉さん?)の役で。

     で、「ズームイン朝!」だったか、朝の番組のスポンサーもヤクルトで、
     最初は岸田さんの歌唱が入ったものが使われてたんですけど、
     メロディだけになっても長年CM曲として使われてましたよ。

     私はこの『不思議な朝』も大好きだったのであります。
     ♪グッモーニンッ、シャワ〜〜〜・・・・・というのがさわやかでした。
     友達は「岸田智史って『モーニング』って言葉が好きなのね」と
     言ってましたが(苦笑)。違うと思う。

     中学時代、私はクラス新聞なんかもみんなで作ったりしている、
     文化的な面でホントにアクティブな少女(?)だったのですが、
     そのクラス新聞では、どこかに必ず岸田さんの話題を入れて
     ました(爆)。あ、さださんのことも書いてたなぁ。
     やりたい放題。

     当時、アルフィーとか、安全地帯のファンの友達もいたりして、
     私が岸田さんやさださんのファンでも、あまり違和感がなかった
     気がします。というか、そう主張を通していたというか(笑)。

     岸田さんは、私と誕生日が1週間しか違わないのですね。
     あ、もちろん生まれ年は違いますよ(笑)。
     岸田さん4/18、わたし4/25生まれ。うふふっっ♪←・・・・・

     思えば、フォークの人には4月生まれが多いのですよ。
     さださんだって4/10だし、最初はフォーキーだったアルフィーの
     高見沢さんや坂崎さんも4月生まれですし、吉田拓郎さんもそうです。
     だからなんだといわれそうですが・・・・・ま、そーゆーこと。

     で、岸田さんが京都教育大学の体育学部ご出身というのも
     尊敬いたしました。
     私は体育の「た」の字も出てこないくらい、運動オンチなものです
     から・・・・。
     自慢じゃありませんが、中学2年のころ、「夏休みの水泳学級に
     出席しなかった者は、2学期の体育の成績をひとつ落とすから」と
     担任に言われたものの、10日間もの水泳学級なんか、行きたく
     ない!成績が落ちる?いいよいいよ、かまわんわい!!
     と腹をくくった私は、水泳学級のことなんかキレイサッパリ忘れて
     楽しく夏休みを過ごし、数ヵ月後、2学期の成績表を覚悟を決めて
     開いてみたのであります。
     すると、体育の成績がひとつ上がってました(爆)。
     水泳学級に出てたほうが、成績が下がっていたかもしれません。
     あれはあれでよかったのよ、Eちゃん、よろしくて?(笑)

     ま〜それくらい、学生時代の私の毎日を、素敵な音楽と声で
     潤してくれた岸田智史さん。
     岸田さんのラジオ番組が聴きたかったものの、土曜日の昼間で
     部活のため聴けなかった私は、深夜の「さだまさしのセイ!ヤング」
     を聴き始めました。
     そして、どんどんどんどんフォークの世界にのめりこんでいったの
     です。

     かつて岸田さんも「セイ!ヤング」のDJをしていて、そこから出版した
     「愛の青春書簡」という本まで買いました(笑)。
     もちろんまだ本棚で光り輝いています。

     岸田さんの記事が読みたいがためだけに、「GB」なんて音楽雑誌も
     買い始めました。
     そこでいろいろなアーティストを知り、楽器を知り、音楽を知って
     いったのであります。

     そんな岸田さんの曲を、大人になったいま、時々ライブで歌わせて
     いただいております。
     「比叡おろし」とか。
     ホントは「夕陽のなかで」を歌いたいのですけど、あれは岸田さんが
     歌うから素敵なんであって、私なんかが歌ってはいけないものです。
     「ほおずきの季節」なんて可愛い曲もあって、歌ってみたいな・・・
     といつも思うのですが、可愛すぎて、もはや無理・・・。
     ♪さっき母さんが話してくれた初めてのデイト〜ほおずき色の口紅〜
     つけたら相手はイチコロよ、hm〜〜〜〜・・・聖子さんの曲のよう。
     「れんげ草の歌」とか「学生の頃」という曲もお気に入りなので、
     いつか演奏してみたいなぁ・・・・。
     「学生の頃」なんて、聴くたびに泣いたものです。
     あと「tomorrow」という曲があって、これがちょっと初期の
     久保田早紀さん風なんですよね。
     編曲が久保田さんおなじみの萩田光雄さんなのかな。
     こーゆーのもお気に入り。

     そして、先輩と熱く熱く語った『重いつばさ』。
     これは子供向けの詩で有名な川崎洋さんの作詞で、名曲ですよね。
     私が持っているベスト盤のアレンジと、「新八先生」で主題歌に
     なっているアレンジが、ちょっと違うような気がします。
     主題歌のほうが、イントロも2小節のギターだけで、シンプルです。
     これはこれで最高!
     ベスト盤に入っているほうのエンディングは、ブリッジというのでしょう
     か、全く違うサビになってフェードアウトなのですが、
     これもこれでかっこいいです♪
     上條恒彦と六文銭の「出発の歌」みたいなのです。
     知らずに口ずさんでるときがあるくらいです(笑)。
     ♪どぉしようもない昨日を〜〜〜持ってぇ〜しまったがぁあ〜〜〜〜
     ・・・・・なんて。

     そういえば、当時「少女フレンド」で活躍されてた漫画家さんに
     真柴ひろみさんというかたがいるんですけど、
     このかたが新人さんだった頃、作品のコマの余白に、とにかく
     いろいろ、ひらがなやローマ字で雑談を書いてらっしゃったのですが、
     何かの作品の中に「お気に入りのラジオ番組。月曜〜〜」と、
     曜日ごとに順々に書いてあって、その中に「岸田智史のセイ!
     ヤング」と書いてらっしゃったことがありました。
     それからしばらくして、真柴さんがまた作品の余白に、
     「岸田さんが結婚!大ショック〜〜〜!!」と書かれていて、
     面白かったです。
     『きみの朝』であんなに人気絶頂だったのに、アッサリ結婚を決めて
     しまうあたり、なんか人間臭くていいな〜〜、と思いました。
     あまりいないですよね、そういうアーティスト。

     余談ですけど「新八先生」って、最初は岸田さんが「金八先生」を
     やるはずだったのが、忙しくてドラマなんかやってられなくて、
     同じ事務所だった海援隊の武田さんに話がいったんでしたっけ。

     でも岸田さんには1年生の先生のほうがあっている気がします。
     あの不思議な岡山なまりがまたなんとも言えず味があるし(笑)。
     ドラマも、週を追うごとに先生らしくなってます。
     キスを迫った女子生徒には「ちょっとぉ〜、あたしの岸田さんにぃ〜」
     とモヤモヤしてしまいましたが(←バカね〜ホントに)。

     とにもかくにも、いま、毎週「新八先生」で岸田さんを見ていて、
     やっぱり惚れ惚れするあのお声&お姿。

     昔、「いちばん太鼓」というNHKの朝ドラに出演なさったときに、
     (↑これもあまり良い人の役じゃなくて、先輩と論議を醸したの
     でした(笑)。このドラマより前に、NHKか何かの近代もので、
     画家の菱田春草の役をやっていて、すごくナイーブでかっこよくて、
     「あっちのほうがいいよね〜〜〜〜!」と白熱したものです)
     「笑っていいとも!」のテレフォンゲストに岸田さんが呼ばれたことが
     あったんですね。
     そのとき、岸田さんを紹介したのが同じドラマで共演されていた
     渡辺美佐子さんでした。
     渡辺さんは、共演をきっかけに、もう大変な岸田さんファンになった
     そうで、「すっごく素敵なの!もう、少年がそのまま大人になった、
     という感じで。ホントにこんな人いるんだ〜って、もうあたしホントに
     大好き!」と熱く熱く熱く熱く語っていて、私も首がどうにかなるんじゃ
     ないかというくらい「同意同意!!」という気持ちで、頭を上下に
     振り回したものです(笑)。
     そして翌日やってきた岸田さんは、タモリ氏に「ご家族にも優しそう
     ですよね」と切り出されて、
     「どうですかね〜、そう在りたいとは思ってるんですけど・・・」と
     答えていて、もう私はその言葉にもウットリでした。

     優しいに決まってるじゃないの。

     私は絶対、岸田智史さんみたいな人と結婚したい!!!!!

     ・・・・などと叫んでいるあいだに中学時代が過ぎ、高校、大学と
     過ぎてゆき、いまだかつて、岸田さんのような人に出会ったためしが
     ありません(笑)。

     結論としましては、岸田さんのような人は、岸田さんしかいないの
     でしょう(笑)。

     以上、久しぶりにミーハー心いっぱいのエッセイを書いてしまい
     ました。
     岸田さんの音楽論を語りたかったのになぁ。
     ただの思い出話になってしまったよ〜。

     またコンサート、行きたいな。
     もうホールではやらないのかしら。