憧れのマミさんに会いに行っちゃったぞ〜!!!の巻その3
      〜サウスショアー線でB&Bの町へ〜



     つづき。

     そして、端っこに追いやられているサウスショアー線の切符売り場で
     切符を買って、あと数分のところでようやくサウスショアー線に乗り込んだ私。
     危なかったです。あと2〜3分で発車でしたから。

     乗り込むと、私よりあとから黒人のダイナマイトボディな女性たちが
     わさわさと乗り込んできました。
     どうやらシカゴで働いていて、これから帰るのよ〜〜アッハッハ〜〜!♪
     みたいな話をしていたので、これは団体さんではなくて、
     みんないろんなところで働いているけど、帰りの電車で一緒になった、
     という感じの皆様でした。
     (何しろ1時間ごとに出ているような電車なので、帰りの電車が
     みんな同じになるのは当然かも・・・)

     そこから10駅ちょっといくと、マミさんの町に一番近い町の駅(笑)。
     そう、そこで降りてもマミさんのいる町ではないのです(笑)。

     最初は一つ二つ・・・と駅を数えていた私ですが、
     こりゃ絶対忘れるな・・・と思っていたら、案の定、途中でわからなくなって
     しまいました(苦笑)。
     外国の電車や駅って、駅名をハッキリアナウンスしてくれるわけでもないし、
     駅名がハッキリ見えるわけではありません。しかも夜だし。
     みんな、地元の人だから、アナウンスや駅名表示がわからなくても、
     降りる駅を理解してるんですよね。
     私のような旅行者は、アタフタするばかりなのです。
     だから、駅の数か、到着予定時間を把握しておかないと大変なのです。

     途中で車掌さんがやってきて
     (車掌さんは黒人の女性で、恰幅の良いかたであった)
     「○○駅でこの車両を切り離すから、それまでに前の車両に移りなさい」
     とかおっしゃってくださったのですが、あと数分でその駅に着いてしまう!
     荷物が重くて移動に時間かかる〜〜!!と焦っていたら、
     その女性車掌さんが見かねて全部持っていってくれました(笑)。

     考えてみたら、私の海外一人旅っていつもそんな感じです。
     荷物が重くて引きずってるのを、地元の外国人さんが助けてくれる・・・
     どこ行ってもそうです(苦笑)。

     さて、前の車両に移ったものの、
     とっくに降りる駅がわからなくなってしまっている私は、
     どうしたかというと、到着予定時間近くになったら、誰か乗客に聞こう、と
     決めました。
     で、あと3分、というところで停まった駅で、かなり人が降りたので、
     「ここかな?」と思ったのですが、かすかに聞こえたアナウンスが
     「目的の駅名とは違う・・・」と感じ、
     そこは自分の直感を信じて(今考えると怖〜い;;;)、  
     次の駅かな?そうだよね?・・・と思ってみることにしました。

     で、すぐさま、そばにいた10代のカップルの女の子のほうに(笑)
     聞いてみたのです。
     すると「私たちもそこで降りるのよ。次ですよ」とおっしゃってくれたので、
     わわわわ、助かった〜〜!!
     と、無事、目的の駅に到着したのでした。
     当然、駅から荷物を下ろすときも、人頼みです(苦笑)。
     えっと、外国の電車って、日本のものに比べて、出入り口の乗降台が
     すごく高いんですよ〜。
     日本人からすると、飛び降りる!みたいな感じなわけです。
     なので、自分が飛び降りて、荷物も皆さんに下ろしてもらう、そんな感じで
     駅で降りることができたのでした。

     時間はもう夜の8時半を過ぎてます。
     ぬぬぬぬぬ・・・・・・これは・・・・・・・
     私の宿泊するB&B「Gray Goose Inn」のTomさんは、
     ちゃんと迎えに来てくれてるかしら・・・・。
     一応、宿泊予約のメールでは、「ギター持ってます。こんな服着てます」と
     お伝えしたのですけど。。。。

     とにかく林・林・また林・・・・お店も何もない・・・・真っ暗闇の駅前で、
     「Hey!」と話しかけてくれる小柄な可愛いオジサマが。
     「あ、えと、えと、Tomさんですか?」なんて聞きながら、
     その人がB&Bのご主人だと知り、ようやく安心して、車に乗り込みました。

     えっと、実は、このバルパライソに近い町・Chestertonに
     宿泊することを決めるのは、なかなか大変なものがありました。
     まず、インディアナの地図を見て、どこに宿泊地があるかを
     探さなければいけません。
     Indianaといえば、州の南部のほうが大都市で、そこで宿泊するのは
     比較的簡単なのですが、ここChestertonは、ミシガン湖に接近する、
     北部です。
     湖の向こうはカナダなのです(違う???)。

     で、マミさんのいるバルパライソに一番近く、交通機関があって、
     宿泊地もある場所・・・というと、Chestertonしかなかったのです。

     それでも、Chestertonからバルパライソまで行くのにも、車で
     早くて20分、遅くて40分かかります。

     それはさておき、とにかくまずはChestertonに宿泊するとして・・・
     宿泊場所は3箇所ほどありました。
     で、海外の旅行サイトで評判なんかを読んで、一番いいかな〜と
     思ったのが、今回泊まった「Gray Goose Inn」だったわけです。

     いやはや、夜に着いたグレィ・グース・イン(←もう英語メンドくさい笑)。
     林の中で、なんだか箱根の林間学校を思い出してしまいましたが、
     でももちろん建物は洋風で素敵。
     入り口可愛い!!!
     しかもTomさんがすっっっごくいい人で、「きみの予約した部屋より
     広い部屋が空いてるよ。同じ宿泊代でOKだから、部屋を見て、
     気に入ったほうに泊まりなさい」というではありませんか。

     そして部屋を見てみた私。
     狭いほうも、広いほうも、どっちも可愛いいい〜〜〜!!!!!
     私は2者択一ができないタイプ。
     う〜ん、う〜ん、と悩んだ結果、広いほうに(笑)。

     これがもう、もう、今まで私が海外で宿泊したどのB&Bよりも、
     どのホームステイ先よりも、最っっっっっ高に素敵だったのです!!!

     ベッドはクィーンタイプ。天蓋があるアレです。
     こんなの寝たことないっっっっっ!!!
     ベッドのほかに、ソファとは別に、小さいクッションつきミニテーブルみたい
     なのがある!!!(あれなんていう名前なんだろ?)
     すっごく素敵!!!
     ファブリックや家具も全て素敵!!!
     バスルームを見ると、またまた素敵!!!
     「ホントにいいの?いいの?」と
     Tomさんに何度も聞いてしまいました(笑)。

     部屋を決めた私はすぐさま日本に電話(笑)。時差は無視(爆)。
     母親に、「いままでで一番いいB&Bなんだけどっっ!!!
     これはオススメよ!!!死ぬ前に一度は来たほうがいいよっっっ!!!」
     と、コーフン最高潮でしゃべりまくって、
     コーフン最高潮で眠りに着いたのでした。

     母は「でも、そこってアンタ、同性愛者歓迎、って書いてあって、
     そういう人ばかり泊まるとこなのかしら、って不安がってなかった?」
     と聞いてきたのですが、私はそんな事は気にならないタイプなので、
     たとえそうであっても、こんなとこならOKさ!!!
     なんて明るく電話を切りました。
     (でも実際はそういうとこじゃなかったです(笑)。
     差別しませんよ、という意味であえてHPに明記しているようです。)

     翌朝、気分よく目覚めた私。
     カリフォルニアにいる時から風邪を引き始めていて、それは悪化してきて
     いましたが(苦笑)。でもこんな素敵なとこにいるだけで大満足なのでした。
     
     よくよく見ると、朝食をとる部屋やリビングも、インテリアがアンティークで、
     綺麗な曲がかかっていて、もうすっごく上品なのです。
     飾ってあるガラスの食器棚、アンティークの本や雑誌、旅行者のノート・・・。
     いくつかあるリビングも、部屋によって景色が違うし、雰囲気も違います。
     あぁ、私は前世、こんなところで生まれたんじゃないかしらという懐かしさ。
     まさにイギリスの田舎にきたようでした。

     しかも、朝食がまたまた可愛い!!!
     ヨーグルト&フレークのサンデーみたいなのが毎朝出てくるのですが、
     それがメチャクチャ可愛い盛り付けなのです。
     ずっと「可愛い!可愛い!」と英語で叫んでいた私。バカみたい(笑)。

     朝食をとる部屋からは、小さな湖が見え、ガチョウ?鴨?の群れが
     湖畔で遊んでいます。
     ときどき庭のほうにチョコチョコやってきたりします。可愛い・・・・♪

     いやしかし。
     まずは午前中、早速、早速、さっっっっそくっっっっっっっ!!!!!
     やらなければならないこと。

     そう、マミさんへの電話ですっっっ!!!!!!

     マミさんが勤務している楽器店&スタジオに電話するのです。
     ドキドキです。
     マミさんが出るとは思えない!!
     英語かぁ〜〜〜。。。。ドキドキ・・・・・・・・・・・・・・・・

     で、やっぱり違う女の子が出てきて、「マミさんはいますか?」と
     英語で聞いてみる私。
     ドキドキドキドキ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     しばらく待つと・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     「Hello〜」

     きゃあぁあぁ〜〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!!!!!!!!!

     という興奮は出来るだけ抑えて、ここは大人っぽく(←どこがだ笑)
     自己紹介してみました。

     マミさん「いらっしゃあ〜〜〜〜〜〜〜い♪」

     ・・・つづく(笑)。

       




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